会社で働いていると急に社員の家族や取引先で不幸があったりして急に通夜やお葬式に行かなければならなくなり、準備に大変な思いをされたりマナーに戸惑われた方も多いのではないでしょうか?
ブラックスーツや黒のネクタイなど準備しておかないといけないと思った次第です。この経験を活かし本を読んで学んだことを忘備録として記載しておきたいと思います。
ちなみに通夜は、お葬式・告別式に出席できない人のために『お別れの場』をつくっているというイメージで良いかと思います。
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服装について
通夜は、急いで駆け付けているという意味合いが強いので喪服でなくても失礼にはあたりません。地味な色の服装ならOKとなっています。ただし、ノースリーブみたいな肌を出したものやジーパンなどの服装はNGです。
男性はグレーや濃紺スーツで白シャツ、地味なネクタイ。女性も男性同様、黒、グレー、濃紺などの地味なワンピースかスーツにします。アクセサリーは外さないといけません。
葬儀には、喪服を着ます。男性は、ブラックスーツに黒のネクタイ。女性は黒無地のワンピースまたはアンサンブルなど全身を黒で統一します。
不祝儀袋(お香典)について
宗教が分からない時は『御霊前』が無難です。
浄土真宗の場合は、『御仏前』となります。仏教の他の宗派と違い、亡くなったらすぐに仏になるという教えなので『御仏前』とのことです。
表書きと氏名は、毛筆または筆ペンで書きます。また、弔事では「涙で墨も薄まる」という意味から薄墨を使います。市販の弔事用筆ペンは薄くなっています。
持っていく時は『ふくさ』もしくは『ふくさばさみ』に入れて持っていきます。ふくさに向かって左が上に来るように包みます。受付で渡す際裸やビニールはNGとなっています。いざとなったら地味なハンカチでも代用できます。
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受付での香典渡しについて
『ふくさ』から不祝儀袋をとりだしたら、ふくさの上にのせて正面を受付の人に向けて両手で差し出します。また、ふくさから不祝儀袋だけを取り出したら、不祝儀袋だけを差し出しても問題ないとなっています。
渡す時は、「このたびは、御愁傷さまです。」または「御霊前にお供えください」と一言添えます。
代理で弔問する時に記帳をする際は本来参列する人の名前を書き、名前の左下に小さく「代」と書きます。
線香の上げ方
1.数珠を持っている時は左手にかけます。
2.僧侶、遺族、弔問者に一礼した後、祭壇に進み、遺影に一礼します。
3.右手で線香を1本取り、ろうそくに火をつけます。
4.線香を左手に持ち替え、右手であおいで火を消します。
5.線香を右手に持ち替え、香炉に立てて合掌し、僧侶、遺族、弔問者に一礼して席に戻ります。
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焼香の仕方
1.僧侶、遺族、弔問者に一礼した後、祭壇に進み、遺影に一礼します。
2.右手の親指、人差し指、中指の3本で抹香をつまみ、目線の高さまで上げます。
3.抹香を香炉に落とします。
4.合掌した後に一礼し、僧侶、遺族、弔問者に一礼して席に戻ります。
※焼香回数は、宗派により違いますので前の人に倣います。一般的には3回といわれていますが1回でも問題ありません。