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注目された上野竜太郎氏
2015年、春の統一地方選前半戦、マスコミ等から大きな注目を集めた青年がいることをご存知ですか?
彼の名前は、上野竜太郎。千葉県に住む25歳で、千葉市の議会議員に立候補した男性です。彼が注目を集めた理由は、その若さではなく、ひきこもりのニートであるというその肩書でした。
上野竜太郎さんは、中学校二年生の時に不登校になりました。その理由について詳しく語られていないのですが、「家族には何の責任もなく、ひとえに自分自身に問題があった」そうです。
ニートながらも全て自費で選挙活動を展開し、使った費用は8000円、1398票を獲得しましたが、惜しくも落選してしまいました。
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上野竜太郎氏の活動とは?
それにしても、中学二年から引きこもりで、現在ニートという竜太郎青年が、どうやって市議会議員選挙で1300票を超える票を獲得できたのでしょうか。そこで、彼の活動について少し調べてみました。
そうしたら……特別なことは何もしていない!(笑)自前でポスターを作り、自力で掲示板に貼り、自転車で選挙区を回って有権者の人と話をしただけでした。マニュフェストと政策については、アメブロで一度書いたきり。主な更新場所となったツイッターでも、ひたすらポスター貼りの話が続きます。
ただ時折、選挙ポスターにかかる費用や、選挙カーの有効性について、素朴だけれど鋭い意見を述べており、リツイートなどで多くの人の共感を呼んでいます。最終的にツイッターのフォロワーは2万人近くにまで増えたようです。
開票後には大雑把な収支報告と、供託金の仕組みについて説明し、若い内ならお金をかけずに立候補もできる、若い人が頑張って立候補することで若者の政治離れを食い止められるのではないかと述べています。
そういう話を選挙中にしていたらもっと得票数伸びた気がしますけど!とにかく、彼なりに真剣に政治に向き合っていることが伝わってきました。「お疲れ様」と言ってあげたいですね。
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立候補する方法について
ここまでの話を聞いて「俺にでもできる!」「私にもできる!」と思われた方もいるのではないでしょうか?ではここで、上野竜太郎さんを例に市議会議員に立候補する方法について、ご説明します。
まず、立候補を決めたら法務局に供託金を預けます。選挙の種類によって金額が決まっているのですが、政令指定都市の市議会議員選挙の場合は50万円となっています。供託金はおふざけの立候補を防ぐためのもので、一定数の票を獲得できないと没収されてしまう仕組みです。(ちなみに、上野さんの供託金は無事返還されたそうです。)
その上で必要な書類を選挙管理委員会に提出すると届け出完了です。一定金額までなら公費を使って活動を行えますが、上野さんは一切使わなかったようです。(税金を使わないところが、すばらしい!)
一般的には、一度立候補すると最低でも100万円~200万円ほど費用がかかると言われています。しかし、上野さんのように自費8000円でも選挙運動を行い、供託金が変換されるラインの票を獲得することは可能です。この上野さんの立候補はもっとニュースで取り上げて良いほどの価値ある立候補だったと思います。
今はインターネットがあり個人で情報発信が可能です。ブログ、ツイッタ―、YOUTUBEを使えば、もしかすると近い将来、若者の手で明るい日本を取り戻すことができるのではないでしょうか?これを機に、あなたも次の統一地方選で立候補を考えてみてはいかがでしょうか?