スナッグゴルフというスポーツを体験しました。道具がプラスチックで鮮やかな色ですので、ゴルフの子供版かと思っていましたが、結構大人も楽しめるゲームでした。スナッグゴルフに興味がもてましたので、どんなスポーツなのか調べてみることにしました。
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スナッグゴルフ (SNAG GOLF) 概要
スナッグゴルフ (SNAG GOLF)とは、日本で考えられたものではなくアメリカ人のプロゴルファー テリー・アントンとウォーリー・アームストロングのによって2001年に開発されたスポーツで歴史は浅いです。
スナッグ(SNAG) は、”Starting New At Golf” (“ゴルフを始めるために”の意)の頭文字を採った造語だそうです。ゴルフと比較して、フェイスの面積(打つ時にクラブがゴールに当たるところ)が広く、ボール(テニスボールに似ています)も大きいため、子供や初心者でもボールを容易に打つことができ、場所を選ばず安全にプレーできるため簡易のゴルフというイメージです。
日本では2002年米国からスナッグゴルフを導入した大垣正二郎氏と田頭英治氏の二人によってスナッグゴルフ日本事務局が設立され、普及活動が進められています。
日本におけるスナッグゴルフの普及は、欧米とは異なり生涯スポーツ、ニュースポーツとして発展している傾向が見られます。これは、競技の特性として年齢、性別、体力による差が現れにくくさまざまな年齢層がプレイできることや、一定の広ささえ確保できれば、競技できるなどの特徴がニュースポーツに適していることが理由の一つであると考えられます。
2006年末の時点で、スナッグゴルフは約300の教育機関によって体育授業や課外活動プログラムとして導入されているほか、約200の教育委員会や自治体によって地域の健康・交流・福祉プログラムとして導入されています。2007年10月に日本スナッグゴルフ協会設立準備室が設置され、2008年4月に日本スナッグゴルフ協会が発足したようです。
スナッグゴルフの道具
クラブ
スナッグゴルフは、ランチャー(ショット)、ローラー(パター)にそれぞれ1本ずつ、合計2本を使います。いずれもプラスティック製ですが、当たると痛いのでスイングする時は、前後左右を確認しましょう。
持ち歩く時は、グリップ側ではなくヘッド側を持つようにします。
↓ローラー(パター)こちらも長さにより3種類あります。
Mサイズ:8歳~11歳,126cm ~ 150cm
Lサイズ:12歳~,151cm以上
ランチャー(ショット)、ローラー(パター)ともにサイズがありますので、自分にあったものをチョイスしてください。 グリップが5角形になっているため、ゴルフのグリップ(握り方)を覚えるためにもちょうどいいと考えられています。
ボール
スナッグゴルフのボールは、ゴルフボールよりもやや大きいサイズの柔らかいボールを使用します。(感覚的にはテニスボールです。)重量はゴルフボールと同等程度です。当たってもそんなに痛くありません。
ランチパッド
ボールを打つ際に下敷きとして用いるゴム製のマット。
ゴムのティーの上にボールを置いてショットします。保管の仕方が悪いと、青のゴムが変形しますのでボールが置きにくくなります。注意が必要です。
スナッグフラッグ
ボールを当てるターゲット。ゴルフでいうとピンとホール(穴)の部分。フラッグと土台に分かれる。
黄色の土台のところは『マジックテープ』になっています。ボールが当たるとくっつく仕組みになっております。
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スナッグゴルフのルール
競技者は、ランチャー(ショット用のクラブ)1本、ローラー(グリーン上で使用するクラブ)1本、ランチパッド1枚、 ボール1個を持ち、ティーインググランドからスナッグフラッグに何打でくっつけられるかを争います。
ゴルフはティーショットの時だけティーアップしますが、スナッグゴルフではセカンドショット(2打目)以降もグリーンにのるまで、ランチパッドのゴムティーに乗せてショットします。
グリーンに乗ったらローラー(パター)でスナッグフラッグの土台を狙ってボールを転がします。 ボールがスナッグフラッグの土台のマジックテープに当たったにも関わらず、くっつかない場合がありますが、それはOKとみなすようです。
スナッグゴルフは、基本的に打つ順番などゴルフと同じルールです。ゴルフほど複雑なルールではありません。これは子供から高齢者までが競技できるように考案されたスポーツだからと考えられます。
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