初ラウンド前に知っておくべきこと
ゴルフはひとりでプレーするスポーツではありません。一緒に回る人はもちろん、前後の組やキャディーさんなど、多くの人があなたのプレーに関わっています。ゴルフ場では、お客様気分ではなくマナーとルールをきっちり守ってプレーすることが必要です。ここでは、必ず押さえておきたいマナーやルールについて具体的に説明していきたいと思います。
第一に、「周囲の安全を確保すること」です。金属製のゴルフクラブを振ってそれが他人の身体にぶつかれば最悪の場合、死亡に至るケースもあります。これはゴルフボールにおいても同じことが言えます。ですから、クラブを振るとき(ショットや素振りをするとき)は周囲に人がいないか必ず確認しましょう。そしてボールを人に当てないために、ショットの際には前方に人がいないことの確認、隣のコースに打ち込んでしまった場合には危険を知らせるために「ファー!」と叫びましょう。
次に気を付けたいことが「スロープレーをしないこと」です。一方通行のゴルフコースにおいて、プレーに時間をかけ過ぎることは一番嫌がられる行為となります。特に初心者の場合、ボール探しと、その結果として打ち直すために元の地点に戻る事で二重に時間がかかります。3分を目安にボール探しを諦めることを心がけましょう。「前の組との間が開かないように」がポイントです。
また、ゴルフはメンタルが非常に重要なスポーツですので、プレーに専念するために「話をしないこと」も重要なマナーとなります。話したい場合は、ティーショット後やホールの移動中、他のメンバーがショットやパットを打ち終えた後が良いでしょう。
←人が打っている時は背後で待つのがベストこのカメラポジションの位置は好ましくない。
プレイ中に関しては、他の人が打っている間は打っている人の「背後で待機する」ことが一番良いといわれています。打つ人の正面や真後ろで待っているとクラブを振り上げた時に視界に入ってしまう可能性があるからです。バンカーでショットをした後はバンカーレーキで砂を平らに均すことは当然のことですので忘れないようにしましょう。バンカーレーキの置き方で一番大切なのは、柄の方向をボールが飛んでくる方向と同じにすること。飛球線を横切る格好だと、ボールがぶつかりやすくなるからです。キャディーさんがいるときは、すべてやってもらえますので安心してください。
←バンカーレーキ
その他には、「時間を守ること」、「ゴルフ場を元の状態にキープすること」(グリーンフォークの使用などで気遣いを行いましょう。)が挙げられます。ある意味当然のことのようですが、ゴルフはマナーが重要なスポーツです。これらを遵守することで、周囲が快適にプレーでき、結果として自分も含めてゴルフ場でのプレーを最大限に楽しむことに繋がるでしょう。
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マーカー・グリーンフォークの使い方
グリーン上でのお話をします。まず、走らないこれは基本中の基本です。ボールがグリーンにのったらマーカーをボールの真後ろにおいてマークします。それからボールが落ちた際できてしまったディボット(穴)をグリーフォークで直してあげましょう。
マーカーとグリーンフォークは、各ゴルフ場でプラスチック製のものが準備してありますので、こだわりのない方はわざわざ購入する必要はありません。
グリーンフォークを間違った使い方をするとグリーンを傷つけてしまいますので2つの注意ポイントを押さえてください。
①ディボット跡を中心としてその回りにフォークを挿してから、中心とは逆に向かってフォークを押し芝の根を持ち上げてしまう事。これはNG。根が切れてしまうと芝が枯れてしまい大切な芝がダメになってしまいます。
②4箇所くらい寄せるようにやった後、軽く抑えるのですが、必ずパターの底の平面を使って軽めに叩きましょう。靴でやってはいけません。パターで優しく整えてあげましょう。
最後に、グリーン上では、他人のライン(その人のボールからカップ(穴)までを結んだ直線とその付近)を歩いて踏みつけることはマナー違反です。ラインは踏まないようにしましょう。
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コース上でのワンポイントアドバイス
コースにもよりますが各ホールにはコースの標識がありますので、その標識でコースの全体像を把握します。
←6番ホール パー3のホールです。
レディースティーから148ヤード、レギュラーティーから161ヤード、バックティーから181ヤードあることを表示しています。グリーンセンター(中央)までかグリーンエッジ(手前の外側)までの表示かはゴルフ場に確認してください。
1ヤードは0.9144 mと定義されています。
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