『歯周病』『水虫』『ノロウイルス』にも効果がある次亜塩素酸水

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「次亜塩素酸水」、なんだか理科の実験に出てきそうな言葉ですよね。厚生労働省の資料によると次亜塩素酸水は殺菌料の一種で、塩酸または食塩水を電解することによって生成される水溶液なんだそうです。まさに理科の実験ですね。

この次亜塩素酸水、身近なところでは“こだわり”をもった歯医者さんが使っています。みなさんが歯科治療などで歯医者さんを訪れたとき、治療中にうがいをするお水がありますよね。あの水に代えて次亜塩素酸水を活用している歯医者さんがいるのです。

また、この次亜塩素酸水の優れた洗浄作用、殺菌作用を利用し、治療全般にも使われ始め、歯周ポケット内に次亜塩素酸水を噴射し、歯周ポケット内に潜む歯周病菌への殺菌効果を高め、お口の中の環境改善に効果を発揮しているようです。

そんな理科の実験みたいな水溶液を口に入れて大丈夫なの？と心配になりますよね。こうした殺菌水として口の中に入れる次亜塩素酸水は、不純物を取り除いた純水と食塩の混合液を電気分解した安全なもの。人体に有害な薬品などは一切入っていないので、安心して口の中に入れることができるのです。

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こうした次亜塩素酸水を使用した殺菌水は市販もされているので、うがいなどで風邪予防をしたい場合には市販のものを購入するのが安全です。また、最近では生成する機械も販売されていますのでコストを考えるとそちらがおすすめです。購入方法はネット通販で検索するのが一番手軽でしょう。

次亜塩素酸水には上に挙げた例以外にも、O-１５７やインフルエンザウイルス、ノロウイルスの殺菌にも効果を発揮します。食中毒を引き起こすようなウイルスは吐瀉物にも感染力があるので、しっかり消毒する必要が。ここで次亜塩素酸水の出番です。

こうして作った次亜塩素酸水は、水虫退治にも使えます。自作次亜塩素酸水をタライに入れ、水虫の患部を１５分～３０分浸したらよく洗い流しましょう。これを数日繰り返せば、みるみるうちに水虫がなくなります。

こうした拭き取り殺菌などに使用する次亜塩素酸水は、ｐｈ調整などされているので自宅で手作りすることは難しいのですが、同等の機能をもった『次亜塩素酸ナトリウム溶液』を作ることが可能です。ただし、次亜塩素酸水とは全く別物ですのでご注意ください。

次亜塩素酸ナトリウム溶液は、作り方はとても簡単。用意するものは、台所用品の漂白などに使うキッチンハイター、５００mlのペットボトル。ペットボトルを水で満たしたら、キッチンハイターを２５ml入れます。これで完成。こちらの液体は口にすることはできませんが、次亜塩素酸水同様、消毒液として活用できます。

ざまざまな用途に使える万能殺菌水、次亜塩素酸水。次亜塩素酸ナトリウム溶液より安心、安全でなおかつ殺菌効果も上を行くというもの。ウイルスの活動が活発になる寒い時期や、カビが繁殖しやすい夏場には必須アイテムになりそうですね。

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