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武井壮にゴルフ留学の過去。ヘッドスピードはタイガーウッズ クラス!

皆さんは、武井壮さんにゴルフ留学の経験があり一時はプロを目指していたことをご存知でしょうか?

知らない方のためにエピソードをお伝えしたいと思います。

その前に武井壮さんのプロフィールをご紹介いたします。

  

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武井壮 プロフィール

陸上競技・十種競技の元日本チャンピオン。
十種競技で数々の国内タイトルを獲得し(十種競技の100mのベスト10秒54は今も破られない十種競技においての日本最高記録)、
独自の『パーフェクトボディーコントロール』理論をもって、ゴルフ・野球・ボクシング・陸上・柔道などさまざまなスポーツにチャレンジし続け、
いまもなお、地上最強の百獣の王をめざして日夜トレーニングをつづけている。
アスリートチーム「EARTHLETES」代表。(ホームページより)

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ダンロップの関係者も驚いた身体能力

武井さんは、スポーツが好きで、一生やっていけるスポーツとしてゴルフを選びました。ある日、ゴルフ雑誌を眺めていたら、ダンロップのアメリカ留学の生徒募集告知が目に入っていたようで、ゴルフ経験が全くないのにすぐ申し込みました。ゴルフ歴を書くところには当然経験がないため陸上歴などを書き込んだそうです。

実際にテストに行くと、そこには世界ジュニアのチャンピオンになった市原建彦(現プロ)など、すごい経歴の子たち参加していたらしいのですが、体力測定などの数値は、武井さんがぶっちぎりで一番。ヘッドスピードもグリップの仕方だけ教わって、バカーンと打ったら、毎秒55mはあったそうです。国内男子プロの平均が48~49で米国男子プロが51~52といわれています。ほんとすごい人ですね。その時は武井さんも含めて4人が全額免除の特待生となりました。

  

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1日3ラウンド 打ちっぱなし1000球 アプローチ3時間

1998年に渡米。場所はアリゾナ。最初はショットの練習をさせてもらえず、アプローチとパッティングだけやっておけ、と言われたそうです。それで毎日、アプローチでは大きなカゴいっぱいのボールを全部打つまで終わらないとか、パットも1m、3m、5m、10mといった距離を全部10球ずつ連続で入れないと終わらないというような練習をし何十時間も費やしていたようです。ラウンドは1日3ラウンド、練習場では毎日500~1000球ぐらい打って、アプローチとパターも3、4時間というのがルーティンワークになりました。

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巨大鹿と遭遇し、ゴルフの悩みから解放される

スコア的には70台が出せるようになったものの自分の満足できるレベルまでは到達できなかったようです。そんなときオレゴンの山で巨大な鹿に遭遇したのでした。武井さんはすぐ、殺されると思い「俺の人生もう終わりだ」と思ったとき、鹿がスーッとどこかにいなくなったのです。それで、「助かった。人生ってこんなふうに終わってしまうこともあるんだ。人生なんてあっけないんだ」と思い、なんだか目の前がパーっと晴れて行ったそうです。そして、いまこんなに無理をしてゴルフをやっている必要があるのかと思い、日本に帰ってきたそうです。

(当然、それからゴルフをしなくなったそうです。)

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理屈がわかれば5,6ラウンドで70台は可能

30代になって、市原建彦や高橋竜彦プロなどのフィジカルトレーナーをやったときに理屈がわかったそうです。プロは絶対に腕とか手は、ヘッドより先に行かない。武井さんのその時のフォームは、腕や手が先に行ってしまっていたそうで、これはなんの違いだろうと考えたら、リリースが違うと分かったそうです。

それで、ヘッドだけを動かす練習を始めたとたんうまくなって、練習せずに、たまのラウンドでもスコアが5個ぐらいずつ上がっていき、5、6回のラウンドですぐ、また70ちょっとのスコアに戻ったらしいです。頭のなかで理屈がわかっているので昔よりは全然うまくなったとのことです。

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↑市原建彦プロ

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↑高橋竜彦プロ

武井壮ゴルフに打ちこんだ時代を反省

『謝りたい人がいます』(TBS系)という番組に出演した際、武井さんは、短かったゴルフに打ち込んだ時代について語りました。

1年間の特待生を終えて帰国した武井さんは、まだまだゴルフの経験が足りないということで引き続き研修生の扱いとなりました。研修生は恵まれたアメリカでの生活と違い、ゴルフ場でキャディの手伝いや掃除などのバイトをしながら、そこでゴルフの練習をさせてもらうのでした。

ゴルフだけに打ち込めた、アメリカでの恵まれた1年間の生活。それなりの結果を出しての帰国だったのに、彼を待っていたのは極貧生活とゴルフの練習時間も満足にとれない環境。彼は陸上競技でもそうだったが努力に努力を重ね、短期間で結果を出してきた人です。常に“攻めの姿勢”で人生を歩んできた武井さんには、“堪え忍ぶ”ことをゴルフから学ぶことが当時はできなかったのです。

ゴルフをやめると決意した時、特待生のオーディションの頃からお世話になっていた方に武井さんは手紙を書いていました。何を書いたのか忘れていたものの、番組スタッフから当時の手紙を渡され、それを読み返した武井さんは愕然とし、涙を流しました。手紙には周囲の自分に対する評価へのグチ、「クダラナイ人間ばかり」とこき下ろし、ヤル気が出ないのは環境のせいなどと文句ばかりが延々と綴られており、お世話になったお礼や期待に添えなかったお詫びの言葉は、何一つ書かれていなかったのでした。

「なんて傲慢で、謙虚さが無い人間だったのだろう」と恩人の前で、泣きながら謝る武井さん。

過去の自分の過ちを素直に認め恥ずかしいと悔やめるところがさすがだと思います。40代でQスクール(ツアープロ認定試験)にチャレンジしたいと言っていた武井さん。武井壮のゴルフにも注目です。

  

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最後に武井壮からのアドバイス

僕がまだうまくないので、こんなことを言うのはおこがましいのですが、みんな悩むのは、結局振り遅れなんです。でも、スイングの形を教えてくれる人はいても、それを教えてくれる人はいません。みんな、力がない子どものころから振っていて、ヘッドが走っている状態でボールを打つことをわかっている人たち。もともとボールが打てるから、悩んだことがないんです。

とにかく切り返しから、ヘッドを動かすことが重要かなと思います。体を使わず、ヘッドを使うということに気をつけたほうがいいんじゃないかなと。

 

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