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韓国は、なぜゴルフが強いのか?韓国のゴルフ事情

韓国では、国を挙げてゴルフに力を入れており、日本の国内ツアーでも男子、女子に関わらず活躍しています。 何故、これほど韓国人選手が各地で活躍しているかと言いますと、15年ほど前からある政策で、ゴルフ協会が毎年70人の強化選手を選んで合宿を行なっており、韓国ナショナルチームに入ると学業よりゴルフが優先で、年間約200日拘束されるといわれています。 学生時代から国が費用を負担して、技術的な指導だけに終わらず、メンタル面のサポートもしており、徹底した教育をしているのです。

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学生時代からの英才教育ですので、当然のように上手いですし、そのような環境が整っていない日本と比べてしまうと、やはり世界ランキングで負けてしまうのも仕方ないのかもしれません。 アマチュアも含めて世界ランキングだけ見ると、日本勢が頼りなく見えますが、このような背景がありまして、学生時代より以前のゴルフを始める時でも世界に通用する選手にするという大きな目標や夢をもって育てるそうです。

しかしながら、その弊害もあるようで ベテランの韓国人女子プロに聞いたところによると「そのせいで、プロになっても、ヤーデージの足し算、引き算さえ満足に一人ではできない選手がいるのも真実なんです。そのやり方で強いプレーヤーがたくさん育っているのは確かですが・・・」といっている。日本人から見れば極端とも思えるジュニア育成法が、世界を席巻する強さを支えているのも事実のようだ。

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また、基本的な指導の仕方も男子と女子に関わらず、まずは良いスイングを覚えさせるようにしていて、安定したアプローチ等の技術は後々だそうです。日本のゴルファーはまず“ボールをどこにどう飛ばすか”ということ、“クラブにどうボールを当てるか”ということを考える人が多いのですが、韓国では“ボールはどこへ飛ぼうが気にするな。まず、いい形で繰り返しスイングできるように、体に覚えさせるんだ”という考え方の方が多いそうです。

毎年多くの人が強化選手として争う訳ですから、韓国の男子プロと女子プロはに若い時からゴルフの基礎を叩き込まれ、ハングリー精神も植え付けられている所が韓国の強さかもしれません。 また、上下関係の厳しさや、家族との関係・絆といった儒教の教えが現在でも生活に深く根付いている韓国。そうした家族を支えようとする強い意志、異国の地で戦う者ならではの負けじ魂といったメンタル面も彼女たちの成功の要因になっているのでしょう。

2014年9月現在のLPGA発表のメルセデスランキングと平均パットランキングをご覧ください。イ・ボミ、アンソンジュ、申ジエなど韓国選手が上位にいます。

メルセデスランキング

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平均パットランキング

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メルセデス・ランキング(LPGA Mercedes-Benz Player of the Year Rankings)とは、LPGAツアー競技の各大会での順位や出場ラウンド数をポイントに換算し、年間を通じての総合的な活躍度を評価するランキングです。

成績ポイント+出場ラウンド数=合計ポイント

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ちなみに、プロではなく一般的な韓国のゴルフ事情の方は、プレイ料金は日本よりも料金は高いそうですが、人気のあるコースだと予約が一杯になるほどの盛況ぶりだそうです。

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